第3回設計コンペ受賞作品
「開いて 結んで 火を囲んで」
滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科
中谷 祐紀さん
【選考ポイント】
・大きな屋根の中に、火と家族の動きというものが土間を通じて斬新に設計されている。
「火の居場所」と称されている空間には、大原野に合ったのんびり田舎ぐらしを感じ、火の動きを考えた点には、暮らしがしっかりと見えた。
・敷地全体計画ができており、菜園には食べる植樹計画など敷地を歩き回る楽しさが見える。
・ゆったりと、のんびり自然とともに生き、火を中心とした循環を暮らしに組み込まれている点も良かった。
「火と風と共にに暮らす」
大阪工業大学大学院 工学研究科
真壁 智生さん
【選考ポイント】
・登り窯のように内空間が南に段々と上がって、窯の暖気も共にのぼっていく構成が面白い。
室内の高低差によって、風が通り、室内が見渡せるような計画も良い。
・家全体において土間と火を、まんべんなく取り入れた生活がプランされている。
・大原野の変わらない風景、西山を家全体に取り込み、西側に面して全ての窓から西山を望めるよう、景観を取り込める計画。
「土間の繋ぐ家」
工学院大学大学院 工学研究科建築学専攻
吉田 空良さん
【選考ポイント】
・移住してきた家族が、地域のコミュニティに溶け込んでいけるように、というところに重点が置かれ計画されている。
・パブリック〜プライベートになっていくコミュニティの濃淡を土間の広さや高さの設定、使い方で調整していくという構成が面白い。
・建物の配置や角度の調整により、自然を取り込む工夫がされている。
「のんびり土間の家」
京都芸術大学大学院 芸術研究科
谷口 博亮さん
【選考ポイント】
・いろいろな庭が配置され、庭と暮らしが絡まり合って、自然を感じながら家の中でゆったりとした時間を過ごすことができる計画。
・家の中心に土間と火を配置し家族が集まる場所を作るという、明確なコンセプトがはっきりと伝わる。
・外観が控えめで美しい。大原野の自然、西山の景観を取り入れるような工夫があるとさらに良い。
「招く家」
大阪成蹊大学 芸術学部 造形芸術学科 インテリア・プロダクトデザインコース
杉山 里香さん
【選考ポイント】
・タイトルの通り、まず、お客様を招く動線として土間に角度を付けた計画が面白い。
模型によって、より入って行きやすさが伝わる。
・休日にご近所さんを招いて、家族で、気軽に集まって楽しく過ごしている暮らしが想像できる。
・西側の山々を眺めてのんびり過ごす時間が演出されている。
コンペの趣旨
木造住宅としての可能性を学生の自由な発想力で広げていくこと。
応募作品を通して、魅力ある人材を発掘すること。
「のんびりぐらし」とは
大原野の気候風土と共にある暮らし。
四季を感じ、自然と共に暮らしていることを感じる暮らし。
上記を愉しむことができる、「木と漆喰を基調とし、光や風、景色を取り込むことのできる心地のよい家」での暮らし。
応募資格
住宅建築のプロを目指す、近畿圏の建築学生。
※2021年4月1日現在で、大学院修士、学部生、高等専門学校生、専門学校生、高校生として在籍している建築学生とします。
※実務経験のある方はご遠慮ください。
※個人参加とします。 (グループ参加は不可とします。)
※近畿圏以外の学生の方はご相談に応じますので、事務局までお問い合わせください。
※2 次審査へ選出された場合、公開プレゼンテーションにて発表できること。
(2021年8月22日(日)13時00分〜弊社「うぐいす台モデルハウス」にて開催)
スケジュール
◆応募要項開示:
2021年5月初旬
◆エントリー期間:
2021年5月6日(木)〜2021年7月31日(土)17:00
◆1次審査応募期間:
2021年7月1日(木)〜2021年7月31日(土)18:00
◆1次審査結果発表:
2021年8月10日(火)までにメールにてご連絡
◆2次審査&授賞式:
2021年8月22日(日)13:00〜公開プレゼンテーション&授賞式
賞金
金賞(1点)
賞金10万円
銀賞(1点)
賞金5万円
銅賞(1点)
賞金3万円
特別審査員賞(1点)
賞品授与
審査員
半海 宏一 (半海宏一建築設計事務所/京都橘大学 専任講師)
島津 陽慎 (HARU建築設計室株式会社 代表)
藤田 彩希 (株式会社小野建築設計 設計)
特別審査員
小野 富雄 (株式会社小野建築設計 代表取締役社長)
募集要項(応募方法・提出物など)